コージの海外バレー放浪記(Koji's Overseas Volleyball Wandering)

還暦を前に海外で奮闘するオヤジ物語!!

地球の歩き方・NZ編(2009/7/17)

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第2回 ニュージーランドのスポーツ事情
2008.03.10
ニュージーランド人は、スポーツ大好き!
友人に聞いたところ、15年ほど前までスポーツに取り組む人たちは、ごく限られた人たちだったそうです。しかし、国の経済成長と共に国民にもゆとりが生まれ、スポーツを楽しむ人が増え、2002年にスポーツ振興団体スポーツ&レクリエーション・ニュージーランド(SPARC)が設立され、組織的にスポーツが発展するようになりました。

このSPARCのサポートを受け、年齢問わず初心者でも好きなスポーツ団体にも所属できるようになりました。中には競技専門のクラブハウスを備えているスポーツ団体も存在し、スポーツの盛んな国の現れでもあります。

私の滞在するハミルトン市は、ラグビークリケットネットボールのプロチームを所有しています。
小さな街ですが、試合当日になると賑わいます。

ニュージーランドを代表するスポーツといえばラグビーでしょう。ニュージーランド・ナショナル・チームは
「オール・ブラックス」の愛称で世界中に名を知られ、2008年現在では世界ランキング2位に位置しています。
(世界ラグビー評議会2008年3月現在)

日本の子供が野球選手に憧れるように、ニュージーランドの子供はラグビー選手に憧れます。
それが、オール・ブラックスのキャプテンともなると国民的英雄扱い。それぐらいラグビーが国民に与える
影響は大きいのです。2007年ラグビー・ワールドカップのベスト8で敗退したときは、国中から悲鳴が上がった
ほどラグビーに熱い国なのです。

ニュージーランドの人口は約400万人で、静岡県と同等の人口比率ですが、なぜこの少ない人口でラグビー世界2位に君臨できるのでしょうか? そこには日本の野球に似たような環境があります。日本の子供らが、幼少時にバットとグローブを買い与えられ、キャッチボールができるのと同様に、ニュージーランドではラグビーボールを買い与えられ、6、7歳の子供らがラグビーのパスを行う光景をよく目にします。

また、小学校へ行くと各教室にラグビーボールが置かれ、タッチ・ラグビーなどのゲームを遊びとしてよく行っています。こうして将来のオールブラックスの選手らが、育っているのでしょうね!

ニュージーランドラグビーと同じくらいの人気を誇るのがクリケット。テレビでクリケットを見たことがある方もいるかもしれませんが、打者をアウトにしみんなで抱き合い喜び、勝利に酔いしれているダイジェスト・シーンしか見たことがない人も多いのではないでしょうか?

実は、あれで終わりではありません。クリケットは10人の打者がいて、続けて10人をアウトにしなければならないのです。おまけに、打者は走る! 走らない! を選択できますので、自然と試合時間も長くなってきます。一試合の平均時間は8時間。中には5日間組まれている試合もあります。

「急がない、くつろぐ」ことの好きなニュージーランドの人々は、日焼けしたり昼寝したり、
飲食をしながら観戦を楽しんでいるようです。

さて、肝心のバレーボールですが、アメリカで人気が高い野球とバスケット、バレーボールはイギリス関係諸国では超が付くほどマイナーです。しかし、バレーはレクリエーションとしては人気があるようです。ハミルトンのワイカトバレー協会主催の市民バレー大会には、毎回約30チームのエントリーがあります。そして、大会前のバレー教室には多くの愛好者が参加するぐらい、レクリエーションとして人気が高いスポーツなのです。


レクリエーションとしては人気の高いバレー。
プロ化はいつでしょうか?

そう遠くないことを祈りたいものですね(苦笑)

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